【4月23日 AFP】(画像追加)スーダンの正規軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘は22日、2週目に入った。一方、同日には在留外国人を含む文民150人超がサウジアラビアに退避した。

 軍とRSFの戦闘は15日に始まった。21日にはイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」明けの祝祭に合わせた72時間の停戦が発表された。それ以前にも停戦が発表されたが、守られていないもようだ。

 目撃者によると、22日朝には首都ハルツームの各地で激しい銃撃戦が行われたほか、大きな爆発音やジェット戦闘機の爆音が聞かれた。住民は電力供給や食料品の不足に直面している。

 世界保健機関(WHO)はこれまでに各地での戦闘で413人が死亡、3551人が負傷したとしているが、実際はこれを上回るとみられている。

 そうした中、サウジ外務省は同日、スーダン市民91人に加え、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、カナダなどの在留外国人が船でサウジ西部ジッダ(Jeddah)に「無事到着した」と発表した。

 米国や韓国は自国民の退避を支援するため近隣諸国に軍を配備。日本も自衛隊を待機させており、欧州連合(EU)も支援を検討している。(c)AFP