【4月22日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは21日、第32節の試合が行われ、首位アーセナル(Arsenal)は終盤の劇的な追い上げで最下位サウサンプトン(Southampton FC)と3-3で引き分けたが、優勝が危うくなる手痛い結果となった。

 ホームのアーセナルは、1-3で迎えた88分にマルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)の得点で息を吹き返すと、90分にはブカヨ・サカ(Bukayo Saka)が同点ゴールを決め、勝ち点1をもぎ取った。

 だが、これで26日に敵地で直接対決する2位マンチェスター・シティ(Manchester City)とは勝ち点5差。優勝争いの主導権は消化が2試合少ないシティへと移り、ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督も頭を抱えることになった。

 直近のウェストハム(West Ham)戦とリバプール(Liverpool FC)戦は2試合連続で2点リードから2-2の引き分けに持ち込まれていた中で、アルテタ監督は「もちろん結果には不満だ。またしても自分たちの首を絞めてしまった」とコメント。「3失点を喫したら勝つのは非常に難しい」と指摘した。

 その一方で「だが、そこから立て直した選手たちのことは今まで以上に好きになった」とも話し、すさまじい精神力で土壇場で結果を覆した若いチームをかばった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS