「アップリング」の予想イメージ(ツイッターキャプチャー)(c)news1
「アップリング」の予想イメージ(ツイッターキャプチャー)(c)news1

【04月21日 KOREA WAVE】米アップルと韓国サムスン電子が最近、指輪型の次世代フォームファクター(仕様や規格)である「スマートリング」に目を向けている。両社ともスマートリング関連の特許を各国政府に登録し、スマートリングの活用策などに対する関心も高まっている。業界ではスマートリングが、より細かい健康管理をはじめ、VR(仮想現実)機器コントローラーとしての役割を果たすとみている。

アップルは最近、米国特許商標庁(USPTO)に皮膚間接触感知システムに関連した特許を登録した。この技術の具体的な活用方法には言及されていないが、スマートリング「アプリケーション」に関連している、という観測が支配的だ。

アップルリングは「新たな機能」というより、アイフォン、アイパッド、アップルウォッチなど他のアップル機器との相互作用をより容易にするもののようだ。指にはめる簡単な遠隔コントローラーとして活用されるわけだ。

例えば、アップルリングにタッチ感知センサーなどが装着され、特定のタッチやジェスチャーをすることでアイフォンの音楽を再生したり電話やメッセージを受信したりできると期待されている。

また、微細な血管が集中している指にはめるため、スマートウォッチ以上の細かいヘルスケア機能が搭載されるともいわれている。

サムスン電子は2月、特許庁に「ギャラクシーリング(Galaxy Ring)」と「ギャラクシーグラス(Galaxy Glasses)」の商標権を出願した。まだこの商標権は「審査待機」状態にあるが、業界ではサムスン電子がスマートリングを開発する可能性があるとの見方が広がっている。

ギャラクシーリングもヘルスケア機能が核心になりうる。光血流測定センサー(PPG)、心電図(ECG)センサーなどが搭載され、心拍数や血圧を測定するのに活用されるということだ。

サムスン電子は商標出願だけでなく、ギャラクシーリング技術も一定レベルで軌道に乗ったようだ。ただ、こうしたヘルスケア機能はすでにスマートウォッチのギャラクシーウォッチシリーズの核心機能として位置づけられており、両者の役割が被らないようすることが課題になっている。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News