【4月21日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2023)は20日、シングルス2回戦が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-1、6-4で鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)にストレート勝ちを収め、準々決勝に駒を進めた。

 肋骨(ろっこつ)のけがでマイアミ・オープン(Miami Open 2023)と国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2023)の予選ラウンドを欠場し、これが復帰戦となっていたシフィオンテクは、第1セットで圧巻の内容を見せると、そのまま1時間半足らずで勝利した。

 試合後には「もうけがはしていない」と強調し、「離脱期間があったけれど、動きが鈍らずに良いテニスができてとてもうれしい」とコメントした。

 ベスト4入りを懸けた21日の準々決勝では、元世界1位で2018年大会の女王カロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と激突する。プリスコバはドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)に6-2、6-7(5-7)、7-6(7-5)で競り勝った。

 その他では、昨年の全仏オープン(French Open 2022)で準優勝を果たした第5シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)が2-6、3-6でアナスタシア・ポタポワ(Anastasia Potapova)に敗れ、ベスト16止まりとなった。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の現女王で第6シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は、ベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia、ブラジル)に1-6、1-3とされたところで、けがを理由に途中棄権した。(c)AFP