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【04月20日 KOREA WAVE】新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)で閑散としていたソウル・明洞(ミョンドン)が、外国人観光客で3年ぶりに再び賑わっている。日本、東南アジアをはじめ、最大のお得意さんである中国人観光客が急速に増えている。中国路線が回復する5月、さらに多くの中国人観光客が韓国を訪れるものとみられる。今年、韓国を訪れる中国人観光客は約200万人で、昨年(23万人)に比べて10倍増える見通しだ。

外国人観光客は戻ってきたが、観光インフラとコンテンツは依然としてかつてのままだ。特に、お土産を買う時に不便を訴える観光客が少なくない。観光中に親戚のためのお土産を買うのに割く時間だけで1日平均2~3時間だ。通常は、旅行の終盤になって土産品売り場で急いで購入するため、価格面でも質の面でも満足しにくい。

韓国のスタートアップ「ザ・サービス・プラットフォーム」は、外国人観光客のショッピングの便宜を図ることを目標に出発した。ショッピングからタックスリファンド、保管まで一度に解決できるオン・オフライン統合プラットフォームを開発した。

タックスリファンドは、国内に居住していない旅行者が一定金額以上を購入する際、その商品を国内で使用しない条件で、物品に対する付加価値税を還付する制度だ。付加価値税をはじめ関税、消費税、酒税などさまざまな税金が免除される免税店とは違う。

タックスリファンドのメリットは登録手続きが容易な点だ。管轄機関である関税庁で免許を取得する必要のある免税店とは異なり、タックスリファンドは管轄税務署への申告だけで済む。このため、明洞の多くの店舗がタックスリファンドを提供している。外国人観光客の立場からも免税店以外にもさまざまな商品を買えるという点がメリットだ。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News