グリーン、相手選手踏みつけ1試合停止 ウォリアーズHCは擁護
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【4月20日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は19日、サクラメント・キングス(Sacramento Kings)とのプレーオフ1回戦で相手のドマンタス・サボニス(Domantas Sabonis)を踏みつけたとして1試合の出場停止処分を科されたドレイモンド・グリーン(Draymond Green)を擁護した。
グリーンは17日に行われたキングスとの初戦で、リバウンドで交錯したサボニスを踏みつけて退場となった。翌18日には1試合の出場停止処分が科され、チームが0勝2敗で先行を許す中で、20日に行われる重要な第3戦を欠場することになった。
グリーンは2016年のNBAファイナルでも、レブロン・ジェームズ(LeBron James)の下腹部をたたいて1試合の出場停止処分を科されたことがあり、NBAの処分担当はその時の件が今回1試合の出場停止にする要因になったと説明している。
しかし、カーHCは会見で、「彼は究極の競技者。呼び方はどうであれ、究極の戦士、勝者、王者だ」と話し、今回の騒動はグリーンの競争心が表れた結果だと発言。「彼がたまに感情を爆発させてしまったり、感情にのみ込まれたりしてしまうことがあるのは皆分かっている」と述べ、「われわれはドレイモンドのキャラクターや彼が大切にしているもの、闘争心や熱といったものを受け入れている。率直に言って、自分たちはそれを糧にして、勝利を得ることができているのだから」とかばった。
また、「彼は4度の優勝に貢献してきた。以前から何度も言っているが、ドレイモンド・グリーンがいなければ一つも優勝できていなかっただろう。それが事実だ」と話し、「彼はこれまでに一線を越えてきたが、それもその一部。われわれはドレイモンドが必要とする時に彼を支え、毎日一緒に闘うんだ」と続けた。(c)AFP