【5月7日 AFP】韓国ソウルの梨泰院(Itaewon)の路地で泣き崩れるチョ・ミウンさん(左)と、傍らで慰める夫のイ・ジョンチュルさん。夫妻は昨年10月のハロウィーンに起こった雑踏事故で24歳の息子イ・ジハンさんを失った。

 危険を予見できたにもかかわらず、なぜ大惨事を防げなかったのか──。遺族らは警察など当局に回答を求めており、一部の遺族は「実際に何が起こったのつまびらかにし、当局に責任を負わせるため」のグループを結成した。しかし、遺族のこうした組織だった取り組みを政府への攻撃とみなし、補償金で暴利を得る不正者、あるいは反政府勢力と非難する右翼的なコメントがインターネット上で吹き荒れた。(c)AFP