【4月18日 AFP】男子テニス、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は17日、前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2023)で8強入りを阻んだ肘の状態がまだ完全に回復していないことを明らかにした。

 ジョコビッチは同大会の3回戦でサーブに苦しみ、イタリアのロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti)に敗れた。今週は、ボスニア・ヘルツェゴビナのバニャルカ(Banja Luka)で行われるスルプスカ・オープン(Srpska Open 2023)への出場を控える中で、「肘は万全な状態ではない。だが、プレーには十分だ。初戦までには完全な状態に整うことを願っている」と語った。

 ジョコビッチは2018年、肘の手術を受けた経験がある。

 初戦の相手は、この日の1回戦で元世界3位の実力者であるスイスのベテラン、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を1-6、7-6(7-4)、6-4で撃破した世界87位のリュカ・ヴァン・アッシュ(Luca Van Assche、フランス)に決まった。

 20歳年上で現在は同84位につけるワウリンカに逆転勝ちを収めたヴァン・アッシュについて、ジョコビッチは「一度も対戦したことがないし、あまりよく知らない。若くてトップ100に入ったばかりだということは知っている」とコメント。また、「きょうはワウリンカが勝つと本気で思っていたし、試合はほぼ彼が優勢だった。だから、このフランスの青年が勝ったことに、すごく驚いている」とも話した。

 ジョコビッチは、今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と並ぶ四大大会(グランドスラム)通算22勝目を記録し、来月の全仏オープン(French Open 2023)でも優勝候補の一人に挙げられている。(c)AFP