ENAドラマのポスター(c)news1
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【04月18日 KOREA WAVE】韓国ケーブルテレビのENAチャンネルが苦戦している。昨年夏に放送されたENAドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」はシンドローム級の人気を博したのに、後続のオリジナルドラマと芸能番組にヒット作が見当たらない状況だ。

「ウ・ヨンウ」の後続作であるチョン・イル、クォン・ユリ(少女時代)主演のドラマ「グッジョブ」は最高視聴率3.1%で、チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)、イ・ダヒ主演の「恋愛なんていらない」は2.1%に止まった。

パク・ソンウン、チェ・ジョンヒョプ、ソ・ウンス主演の「社長をロック解除」は1.4%、今年放送されたカン・ソラ、チャン・スンジョ主演の「私たち、他人になれるかな?」は1.7%、パン・ミナ、ユン・チャニョン主演の「デリバリーマン」はわずか1.2%だった。

期待作が相次いで低調な視聴率で退場し、ENAチャンネルドラマに対する期待感がさらにしぼんでいる状況だ。

バラエティ番組も苦戦している。「地球マーブル世界旅行」「明洞サランバン」「オ・ウンヨンゲーム」「ヘミリイェチェパ」などは話題の出演者と有名制作者が作ったことが色あせるほど、0~1%台の視聴率だった。一部のシリーズでは回によってOTTプラットフォーム、ユーチューブチャンネルで高い再生数と話題を集めているが、それでも大きな人気を得るには至っていない。

ある放送関係者は「この1年間はENAがさまざまなジャンルやフォーマットのコンテンツを試みながらチャンネルにふさわしいものが何かを模索する過程だったと見る。この過程でヒット作がまた出てくることもありうるだろう」と話した。

別のドラマ制作関係者も「現在、地上波もドラマ編成を大幅に縮小した状況だが、ENAで着実に作品を公開しているため、今後はさらにチャンネル競争力を高めることができるだろう」とみている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News