熱中症で11人死亡 印政府主催の行事、気温38度
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【4月17日 AFP】インド西部マハラシュトラ(Maharashtra)州ムンバイ(Mumbai)近郊で16日、政府主催の授賞式に出席した推定100万人が炎天下で何時間も待たされ、熱中症により11人が死亡した。当局が17日、明らかにした。
現地メディアによると、16日の気温は38度近くまで上がり、湿度も高かった。会場にいた約20人が病院に搬送されたほか、300人が体調不良を訴えた。
式にはアミト・シャー(Amit Shah)内相ら政府高官も出席していた。マハラシュトラ州首相は「悲痛な出来事」だと述べ、犠牲者の親族への慰謝料を約束した。
英字紙インディアン・エクスプレス(Indian Express)は行事への出席者数を、与党インド人民党(BJP)のまとめで約100万人と報じている。
野党・国民会議派は今回の事態について、政府の過失であり、犯罪として裁かれるべきだと糾弾した。
現地報道によると東部の西ベンガル(West Bengal)州でも、高温のため17日から1週間、小学校から大学まで全教育機関の閉鎖を当局が発表したという。(c)AFP