【4月17日 AFP】米海軍は17日、「航行の自由」作戦の一環として、ミサイル駆逐艦「ミリアス(USS Milius)」が台湾海峡(Taiwan Strait)を通過したと発表した。台湾周辺では数日前まで、中国による大規模な軍事演習が行われていた。

 米海軍によると、16日の通過は「台湾海峡の定期航行」だった。同海峡での作戦実施は1月以来初となる。

 ミリアスの台湾海峡通過について中国は、米国の駆逐艦を監視していたとし、また米国は通過を「公に宣伝」したと付け加えた。

 中国人民解放軍(PLA)報道官は、「部隊は常時厳戒態勢を維持し、国家主権と安全および地域の平和と安定を守る」と語った。

 中国は今月、8日から3日間にわたって台湾周辺海域で軍事演習を行った。台湾への空爆や封鎖を想定した内容となっていた。(c)AFP