「オペラ座の怪人」、米NYブロードウェーで終演
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【4月17日 AFP】米ニューヨークのブロードウェー(Broadway)で16日、ミュージカル「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」が最終公演を迎えた。公演回数は1万4000回近くに上り、ブロードウェー史上最長となる35年の歴史に幕を閉じた。
本作は、アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber)氏が手掛けた。原作はフランスのガストン・ルルー(Gaston Leroux)の同名小説。1988年1月の開演以来、地元住民や観光客の間で人気となり、ブロードウェーの象徴ともなっていた。
若いソプラノ歌手に心を寄せる「怪人」を描いた、パリ・オペラ座が舞台の恋物語で、累計約2000万人が劇場を訪れ、売り上げは約14億ドル(約1880億円)に上った。
ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、約1年半にわたり興行を中断。再開後も客足を取り戻せず、プロデューサーらは終演を決めた。
2006年1月9日、ブロードウェー史上最長の公演記録を更新していた。(c)AFP