【4月16日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは15日、第31節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-1でレスター・シティ(Leicester City)に勝利。マンチェスター・シティのアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)は、38試合制でのシーズン得点記録で最多タイに並んだ。

 残留争いの渦中にいるレスターを相手に、マンチェスター・シティはジョン・ストーンズ(John Stones)が先制点を決めると、その後ハーランドが前半だけで2ゴールを奪った。

 ハーランドは今季リーグ戦での得点数を32に伸ばし、リバプール(Liverpool FC)のモハメド・サラー(Mohamed Salah)が2017-18シーズンに残した記録に並んだ。42試合制での最多得点記録は34ゴールとなっているが、ハーランドはハーフタイムで交代となり、記録更新はお預けとなった。

 勝ったマンチェスター・シティは、16日にウェストハム(West Ham)との試合を控える首位アーセナル(Arsenal)との勝ち点差を暫定で3に縮めている。一方でディーン・スミス(Dean Smith)新監督の初陣となったレスターはケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)が1点を返すにとどまり、4連敗で19位に沈んだままとなっている。

 アストン・ビラ(Aston Villa)はニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)を3-0で下して5連勝を飾り、同日の試合でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が敗れたことでトップ4争いに食い込んできている。

 6位につけるビラは4位とは勝ち点6差となっているものの、ここ8試合で7勝と絶好調となっている。ニューカッスルもここ5試合は全勝を飾って3位に浮上していたが、ビラにはほとんど歯が立たず4位争いで不安の残る状況となった。

 4位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が16日に試合を控える中、トッテナムは暫定4位に浮上するチャンスがあったものの、ボーンマス(AFC Bournemouth)に2-3で敗れた。

 孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)が先制ゴールを決めるも、その後逆転を許したスパーズは、88分にアルナウト・ダンジュマ(Arnaut Danjuma)が同点弾を決めて勝ち点1をもぎ取ったかに思われたが、ボーンマスは95分にダンゴ・ワッタラ(Dango Ouattara)が勝ち越しゴールを決めた。勝ったボーンマスはこれで降格圏との勝ち点差を6に広げている。

 チェルシー(Chelsea)は1-2でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に敗れ、またもフランク・ランパード(Frank Lampard)暫定監督の初勝利とはならなかった。

 チェルシーはコナー・ギャラガー(Conor Gallagher)が先制点を決めたものの、ブライトンはダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)とフリオ・エンシソ(Julio Enciso)が得点し、欧州大会出場へのチャンスを広げている。(c)AFP