【4月16日 AFP】22-23フランス・リーグ1は15日、第31節の試合が行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が見事なゴールを決めた首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は3-1でランス(RC Lens)との上位対決を制し、リーグ優勝をほぼ決定づけた。

 PSGと勝ち点6差の2位でこの日を迎えたランスは、序盤試合を優勢に進めているように見えたが、19分にサリス・アブドゥル・サメド(Salis Abdul Samed)がアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)への危険なタックルで退場処分を受けると、これで流れが一変した。

 その後PSGは、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)、ビティーニャ(Vitor Machado Ferreira 'Vitinha')、メッシが10分間で立て続けにゴールを決めて前半のうちに大差をつけ、相手の反撃をプルゼミスワフ・フランコフスキ(Przemyslaw Frankowski)のPKによる1点に抑えた。

 エムバペの先制点、ビティーニャのミドルシュートも好ゴールだったが、3点目のゴールは圧巻で、ペナルティーエリア手前で小さなスペースを見つけ出したメッシは、エムバペにいったんボールを預けると、エムバペのヒールキックでのリターンに抜け出し、ファーサイドの隅にシュートを決めた。

 この結果、PSGは今季残り7試合で2位との勝ち点差を9ポイントとし、単独最多11回目のリーグ優勝は時間の問題になった。

 オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は16日のトロワ(Troyes)戦に勝利すれば、ランスを抜いてPSGと8差の2位に浮上する。(c)AFP/Andy SCOTT