【4月15日 AFP】ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州スラビャンスク(Slavyansk)で14日、ロシア軍が集合住宅を攻撃し、男児1人を含む8人が死亡、21人が負傷した。当局が明らかにした。

 スラビャンスクはウクライナの支配下にある。

 AFPの記者は、救助隊員が旧ソ連時代の集合住宅の最上階で生存者を捜索する様子や、通りの向こうで燃えている民家から黒煙が立ち上っているのを確認した。

 警察はツイッター(Twitter)に、「がれきの下から子どもを救出したが、救急車の中で死亡が確認された」と投稿している。

 オレナ・ゼレンスカ(Olena Zelenska)大統領夫人は、「筆舌に尽くし難い悲しみ」として、男児の家族に哀悼の意を表した。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はこれに先立ち、ロシア軍が住宅を「容赦なく砲撃」し、「白昼堂々と市民を殺害」していると非難していた。(c)AFP/Jonathan BROWN