【4月15日 AFP】ミャンマー北西部の村で国軍が実施した空爆の死者は14日、少なくとも170人に増加した。地元住民やメディア各社が伝えた。

 空爆は11日朝、反軍政勢力の拠点となっている北西部ザガイン(Sagaing)地域の村で行われた。軍事政権は12日、同地域で「限定的」空爆を行ったことを認めた上で、死者の一部は反軍政勢力が設置した地雷によるものだったと主張した。

 当局は空爆の死者数を発表していない。遺体の火葬に関わる地元住民は、身の安全のため匿名を条件にAFPの取材に応じ、死者が前日の130人から171人に増えたと説明。うち109人が男性、24人が女性、38人が子どもだったとし、さらに53人がけがをして治療を受けていると語った。

 英BBCビルマ語放送も、171人が死亡したと報道。マンダレー・フリー・プレス(Mandalay Free Press)は死者数を170人としている。(c)AFP