【4月15日 People’s Daily】北京の大学生、馬迪(Ma Di)さんは最近、毎日「全民デジタルリテラシー・技能向上プラットフォーム」上で、オンライン公開講座「人工知能実践」を視聴している。このプラットフォームは、重点大学、研究機関、社会団体などが学習コース、教育ツール、応用事例などのデジタルリソースを広く社会に公開することを目的としている。「オンライン授業のプラットフォームのいくつかのコンテンツは、仕事、生活、学習のデジタル化応用のあらゆる側面をカバーし、体系的でデジタルリテラシーを本当に向上させるための優れたツールだ」と、馬迪さんは語った。

 全国民のデジタルリテラシーと技能を向上させることは、デジタル時代の要求に応えるための重要な措置だ。近年、中国各地の各部門は、効果的な措置を取り、全国民と社会全体のデジタルリテラシーと技能を高め、デジタル経済の発展の社会基盤を確固たるものにするよう努めている。

 そのほか、中国教育部がオンライン上で開設した「国家スマート教育公共サービスプラットフォーム」は、世界最大の教育教学リソースライブラリを基本的に完成させた。中国商務部は、「全国電子商取引公共サービスネットワーク」を構築し、電子商取引情報、開発指数、展示会情報、トレーニングコースなどを提供している。これらのプラットフォームは、デジタル教育トレーニングリソースの供給を共により豊富なものとし、デジタルリソースのオープンシェアリング、公平でアクセシブルで、包括かつ寛容なサービスを推進している。

 今年2月、中央国家インターネット情報弁公室を含む13の部門が、様々な科学技術館、学校、研究機関、職業技能訓練基地など、既に社会的基盤がある施設の中から、78の組織を初の全民デジタルリテラシー・技能訓練基地として選定した。

 これらの基地は、それぞれ特色を持ち、全国をカバーし、一般の人々を対象としたデジタルリテラシーと技能訓練のネットワークがおおむね確立された。

 一般の人々を対象とした訓練基地に加え、よりハイレベルで精密で先端的かつ専門的なデジタル人材育成システムの構築も全国的に着実に推進されている。

 全国民の関心度と参加水準がますます高まるにつれ、デジタル実践も徐々に一般市民の生活に融け込んでいる。

 デジタルリソース供給がますます豊富になり、デジタル応用シーンが拡大するにつれ、全国民のデジタルリテラシーと技能は不断に向上し、デジタル文明の光はますます多くの人々の生活を照らすことになるだろう。(c)People’s Daily/AFPBB News