【4月23日 AFP】競泳男子平泳ぎで3個の五輪金メダルを誇るアダム・ピーティ(Adam Peaty、英国)が、メンタルヘルスの問題を理由に、第20回世界水泳選手権(20th World Aquatics Championships)の英国代表チームから外れた。

 英国水泳協会(British Swimming)は英BBCに対し、「彼を全面的にサポートし、通常の競技スケジュールに完全に復帰できる時期についての話し合いに重点を置いている」と述べた。復帰時期については未定となっている。

 28歳のピーティは先月、英国水泳選手権(British Swimming Championships 2023)欠場を発表した際に、自身のSNSで「一部の人は知っているかもしれないが、私はこの数年間、メンタルヘルスに苦しんできた」とした上で、「私は疲れていて、自分らしい状態ではなく、過去10年間のようにして競技を楽しめていない」と説明した。

 ピーティは2021年の東京五輪の100メートル平泳ぎで連覇を達成。混合4×100メートルメドレーリレーでも金メダルを獲得しており、24年のパリ五輪では両種目で再び金メダルを手にすることを目指している。

 世界水泳は7月14日から30日まで、福岡で開催される。(c)AFP