【4月14日 People’s Daily】5000年に及ぶ中華文明は常に平和と協調を希求し、その精神は中華民族の精神に深く根ざしている。近代の中国は長い間、西側列強の侵略を受け、人民は多大な被害を受けてきた。その苦難を乗り越えてきた中国共産党と人民は平和の尊さを十分に認識しており、世界の平和と発展を促進することを義務とみなしている。習近平(Xi Jinping)国家主席は「中国は平和的発展の道を堅持する」「中国が覇権を求めることは永遠にない」と強調している。中国は平和的発展の道を堅持することを憲法に明記しており、確固たる決意を示している。

「国強必覇(国が強くなければ必ず覇権を求めるようになる)」という古い論理は中国に当てはまらない。近現代において一部の国は外国を侵略・植民地化し、発展途上国の人々に多大な苦痛を与えてきた。一部の西側諸国は今も世界の平和と安定を脅かしている。

 中国式現代化は平和、発展、公正、正義、民主、自由など人類共通の価値観に基づき、世界と協力してウィンウィンの実現を目指している。中華人民共和国の建国以来、中国は紛争を起こして他国の土地を占領したり、集団軍事行動に参加したりしたことはない。

 英国の民間貿易団体「48グループ・クラブ(The 48 Group Club)」のキース・バーニット(Keith Bennett)副会長は「中国の現代化は、他国の発展を助けながら自らを発展させており、他国を搾取する一部の国の慣行とは根本的に異なる」と指摘した。

 世界最大の発展途上国である中国は、常に発展を最優先事項としてきた。中国式現代化は開放の過程で西洋の近代化の経験を広く吸収し、国内の活力と組み合わせることで発展を遂げてきた。同時に、同じ発展途上国に支援と援助を続けているが、国の主権や安全を守り、決して他国の人々を抑圧することはない。

 世界は現在、100年に一度もないほどの混乱と変革の時代に入り、平和と発展は深刻な課題に直面している。中国は独自の平和外交政策を堅持し、経済圏構想「一帯一路」を通じて世界の共同発展を求めている。

 シンガポールのリー・シェンロン(Lee Hsien Loong)首相は「強大かつ友好的な中国は地域と世界にプラスの影響をもたらし、中小国家の発展を手助けする」と語る。キューバ国際政治研究センターの中国問題専門家、エドゥアルド・レガラド(Eduardo Regalado)氏は「中国が平和的発展の道を堅持することは、自国に良好な国際環境を作り出しただけでなく、世界の発展と進歩に大きな影響を与えた」と指摘している。

 国際情勢がどのように変化しても、中国は常に世界平和の建設者であり、国際秩序の擁護者である。世界中の人々と協力して共同体の建設を促進し、人類の未来と平和に貢献していく。(c)People’s Daily/AFPBB News