【4月11日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は10日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受けて3年以上前に出された国家非常事態宣言を解除する法案に署名し、同法が成立した。米国では新型コロナによる死者が100万人を超えている。

 非常事態宣言は2020年3月、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前政権下で出された。解除後は、新型コロナ関連の医薬品や医療保険などに対する財政支援も打ち切りとなる。

 一方、不法移民問題への影響については不透明だ。非常事態宣言の発令中は、前政権が導入した移民抑制措置「タイトル42(Title 42)」が適用され、不法入国者の受け入れが厳しく制限されていた。同措置の失効に伴って移民の流入が拡大し、バイデン政権に打撃を与えるようなら、新たな法的措置を導入せざるを得なくなるとみられる。

 ホワイトハウス高官はAFPに、タイトル42は「5月11日に失効する見込みだ」と明らかにした。(c)AFP