【4月10日 AFP】自転車ロードレースのワンデークラシック、パリ～ルーベ（Paris-Roubaix 2023）は9日、仏コンピエーニュ（Compiegne）からルーベ（Roubaix）間の256.6キロで行われ、アルペシン・ドゥクーニンク（Alpecin–Deceuninck）のマチュー・ファン・デル・プール（Mathieu Van der Poel、オランダ）が優勝した。

　ファン・デル・プールは危険な石畳の区間で積極的なアタックを繰り返して粘る後続を振り切ると、ライバルの落車やパンクなどの幸運にも恵まれ、チームメートのジャスパー・フィリプセン（Jasper Philipsen、ベルギー）と46秒差で圧巻の逃げ切りを果たした。チーム・ユンボ・ビスマ（Team Jumbo Visma）のワウト・ファン・アールト（Wout van Aert、ベルギー）が3位に入った。

　ファン・デル・プールはミラノ～サンレモ（2023 Milan-San Remo）で優勝し、ツール・デ・フランドル（Tour des Flandres 2023）では2位、そしてこの日は力強い走りで「モニュメント（5大ワンデークラシックレース）」通算4勝目と、ここまで春のワンデーレースシーズンを自分のものにしている。

　モニュメントはパリ～ルーベが3戦目で、この後はリエージュ～バストーニュ～リエージュ（Liege-Bastogne-Liege 2023）とイル・ロンバルディア（Il Lombardia 2023）が残っている。(c)AFP/Damian MCCALL