【4月8日 AFP】ロシアの武器商人ビクトル・ボウト(Viktor Bout)元受刑者は7日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領の身に危険が及んでいるとして、ロシアに庇護(ひご)を求めるよう呼び掛けた。

「死の商人」とも呼ばれるボウト元受刑者は米国で服役していたが、昨年12月、米女子プロバスケットボール(WNBA)のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)選手との身柄交換の形で釈放された。

 ボウト元受刑者はモスクワで、長年尊敬してきたというトランプ氏に送ったテレグラム(Telegram)のメッセージを報道陣に公開。

 その中で「あなたの命は危険にさらされていると思う」と主張し、「(ジョー・)バイデン(Joe Biden)政権は、あなたを裁判所と刑務所に引きずり込むだけでは手を止めない」「自分たちにとって邪魔になるなら、すぐにでもあなたの命を奪うだろう」と訴えた。

 さらに、「安全な避難場所」を見つけると約束し、「そこから米国民のための闘いを率いればいい」と呼び掛けた。(c)AFP