【4月7日 AFP】ウクライナの今春の反転攻勢に向けた米国や北大西洋条約機構(NATO)の支援計画を記した機密文書が、複数のソーシャルメディアに流出していたことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が6日、伝えた。

 米国防総省のサブリナ・シン(Sabrina Singh)副報道官は「ソーシャルメディアの投稿に関する報道は把握しており、国防総省は調査を進めている」と述べた。

 同紙によると、文書はツイッター(Twitter)やテレグラム(Telegram)で拡散。いずれも5週間以上前の日付で、最新のものは3月1日付だった。

 うち一つには「最重要機密」との記載があり、親ロシア派の複数のアカウントから発信されていたという。

 また同紙は、ロシア側の偽情報キャンペーンの一環として、一部で情報が書き換えられた可能性を軍事アナリストが指摘したとも伝えている。ウクライナ、ロシア両軍の犠牲者数を改ざんし、ウクライナ側を多く、ロシア側を少なく書き換えた文書もあるという。(c)AFP