【4月9日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)忻州市(Xinzhou)五台県の中心市街地から北東に32キロ離れた豆村鎮に、全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財に相当)の仏光寺がある。創建は5世紀後半の北魏孝文帝の時代とされ、現在は唐宣宗の大中11(857)年に再建された建物が残る。

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 前庭北側に位置する文殊殿には、金代の塑像7体が安置されている。主尊の文殊菩薩は青獅子に乗って中央に立ち、左右には脇侍菩薩(きょうじぼさつ)が侍立する。右手前には優填王(うでんのう)、その外側に大聖老人、左手間には均提童子、その外側に仏陀波利(ぶっだはり)が配されている。文殊菩薩像は金代塑像の名作とされており、全身は金箔で覆われ、頭には花冠を戴く。中国の寺院で、文殊菩薩を主尊に6体の眷属像を配する構成は珍しい。(c)Xinhua News/AFPBB News