【4月7日 AFP】カナダ東部ケベック(Quebec)、オンタリオ(Ontario)2州が氷雨をともなう暴風雨に見舞われ、6日までに2人が死亡した。倒木で道路がふさがれたほか、電線が断絶し100万人近くが停電の影響を受けている。

 オンタリオ州では5日、倒木で1人が死亡した。また6日朝には、ケベック州モントリオールの西約60キロの場所で60代男性が庭で切ろうとしていた木の枝の下敷きになり亡くなった。

 6日夜の時点で、主にケベック州で100万人近くが停電の影響を受けた。一部で復旧したが、気温が0度近くまで冷え込んでいることから、避難所で停電した世帯の住民を受け入れている。

 5日夜から暴風雨に見舞われたモントリオールでは、信号機や自転車、車、避難はしごなど屋外にあるもの全てが厚い氷に覆われ、街は氷の庭のようになった。折れた木の枝などを片付けていた市職員は市全体の倒木を片付けるのは数週間かかる見込みだと話した。(c)AFP