ランパード氏がチェルシー復帰 今季終了までの暫定監督就任
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【4月7日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は6日、成績不振で解任したグラハム・ポッター(Graham Potter)監督の後任として、2019年7月から2021年1月まで同チームを率いたフランク・ランパード(Frank Lampard)氏(44)が今季終了までの暫定監督に就任すると発表した。
ランパード氏は今季エバートン(Everton)を率いていたが、1月に就任から1年足らずで解任されて以来フリーの状態だった。前回は残酷な形でチェルシーから解任されたが、現役時代にも13年間所属し、クラブ史上最多の211ゴールを記録した古巣に約2年ぶりに戻るのは「簡単な決断だった」と就任会見で明かし、「ここが自分のクラブ。さまざまな感情や気持ちがある」と述べた。
さらに、「シーズン終了まで、チームの取り組みを助けられると信じてやって来た」とした上で、「ファンに望むものを与えるために全力を尽くす」と意気込みを口にし、「チームにはタレントがそろっている。そうしたタレントと一緒に仕事をし、彼らの手助けをすることを楽しみにしている」とコメントした。
チェルシーは今季、新戦力の獲得に5億ポンド(約820億円)を超える資金を投じたが、現在は4位から14ポイント差の11位に沈んでいる。リーグ戦は残り9試合で、まずは8日にウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)とアウェーで対戦する。その後にはレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)準々決勝が控えている。
次期正指揮官争いは激しくなっており、5日にはスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)やスペイン代表を率いたルイス・エンリケ(Luis Enrique)氏がロンドンに渡ってチェルシーの関係者と会談したと伝えられている。
その他では、先日ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)から解任されたユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)氏や、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)の監督を務めたマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)氏が候補に挙げられている。(c)AFP