【4月7日 AFP】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)元首相(86)について、主治医らは6日、まれなタイプの血液がんである慢性骨髄単球性白血病を患っていることを明らかにした。現在、肺の感染症のため病院で集中治療を受けているという。

 ベルルスコーニ氏は5日、呼吸器系の問題により、北部ミラノ(Milan)の病院に入院し、心臓疾患を専門とする集中治療室で治療を受けていた。アントニオ・タヤーニ(Antonio Tajani)外相は主治医の話として、容体は安定しており、自身で電話をかけられる状態にあると説明している。

 ベルルスコーニ氏は現在、上院議員と右派政党フォルツァ・イタリア(Forza Italia)の党首を務めている。長期にわたり政界にとどまっていることから「不死身」とも称されていたが、近年は入退院を繰り返していた。(c)AFP