【4月6日 AFP】オーストラリアで6日、希少な野生のカモノハシを連れ、電車に乗ったりショッピングセンターに行ったりしていた男(26)が検挙された。

 北部クイーンズランド(Queensland)州ブリスベン(Brisbane)北郊の駅のホームの監視カメラは同日、ビーチサンダルを履いた男が子猫ほどの大きさのカモノハシを手に歩いている様子を捉えていた。

 同州警察によると、カモノハシは州内の生息地から連れ去られたとみられている。男と同行の女性が、タオルに包んだカモノハシを電車内やショッピングセンターで他の客に見せていたという。

 男は州の自然保護法違反に問われ、8日に出廷する予定。一方、このカモノハシの行方が分からなくなっている。警察によると、 カモノハシは地元の川に放されたとされるものの見つかっておらず、健康状態も不明だという。

 同法によりカモノハシを生息地から持ち出すことは禁止されており、違反者には43万豪ドル(約3800万円)以下の罰金が科される。(c)AFP