【4月6日 AFP】ポーランド・フェンシング連盟(PZS)は5日、国際フェンシング連盟(FIE)がロシアとベラルーシの選手の国際大会参加を容認したことを受け、ポズナニ(Poznan)で21〜24日に予定されていた女子フルーレのW杯を中止すると発表した。

 FIEは先月、ウクライナ侵攻に伴い出場を禁止されていたロシアとベラルーシの選手の復帰を認めた。だが、その後はフランスでも2024年パリ五輪の予選を兼ねたW杯が取りやめになるなど欧州で国際大会の中止が相次ぎ、混乱が生じている。

 ポーランド大会は、「ウクライナ侵攻を支持しない」ことを示す声明への署名をロシア選手らの参加条件として求めていたが、これにロシア・フェンシング連盟(FFR)の会長は「挑発的」だと反発し、ポーランド大会には自国の選手を派遣しない意向を表明していた。(c)AFP