【4月5日 AFP】タイ最大野党「タイ貢献党」は5日、5月14日に行われる総選挙にタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相の娘、ぺートンタン(Paetongtarn Shinawatra)氏が首相候補の一人として立候補すると発表した。

 インスタグラム(Instagram)のフォロワーが50万人以上いるぺートンタン氏は36歳という若さを全面に押し出している。現在、妊娠8か月目。

 一方、同じく立候補を表明している親軍派の2候補、プラユット・チャンオーチャー(Prayut Chan-O-Cha)首相(69)と、与党「国民国家の力党」のプラウィット・ウォンスワン(Prawit Wongsuwan)副首相(77)は合わせて146歳となる。

 ぺートンタン氏は同日、首都バンコクの北に位置するノンタブリ(Nonthaburi)県のサッカー場で立候補を表明。支持者に「タイ貢献党は政権を取り、みなさんに奉仕する」と訴えた。

 総選挙は、軍と王室擁護派が支持する親軍派とタクシン派の争いとなっている。

 2014年の軍事クーデターで政権を追われたタクシン元首相(73)は、汚職に問われてアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で事実上の亡命生活を送っているが、今でも労働階級や地方の根強い支持を集めている。

 チュラロンコン大学(Chulalongkorn University)のプアントーン・パワカパン(Puangthong Pawakapan)氏はぺートンタン氏について「貢献党を代表している限り、タクシンを代表しているということだ」と指摘した。(c)AFP/Rose TROUP BUCHANAN