【4月7日 People’s Daily】3月6日、中国国家発展改革委員会の副主任である趙辰昕(Zhao Chenxin)氏・李春臨(Li Chunlin)氏・楊蔭凱(Yang Yinkai)氏らが、質の高い発展の推進と現代的社会主義国家の建造に関するレポートを発表した。

 2022年の中国の発展は、趙辰昕氏によれば総合的に十分明るいものといえる。

 GDPは120兆元(約2300兆円)の大台に乗り、世界中でインフレが進む中、中国の消費者物価指数は2.0%の上昇であった。都市部では新しく1206万人が職に就いた。国際収支は基本的に均衡を保っている。

 発展の質も安定的に向上している。社会全体で研究開発に投入された資金は初めて3兆元(約57兆円)を超え、GDP比は2.55%に上昇した。産業・地域・投資・消費・貿易などの分野構造は調整が加速しており、エコな循環型・低炭素型の発展は着実に進んでいる。また、貧困撲滅や社会保障システム、公共サービスの水準なども向上している。

 また、財政・金融は安定的に運用され、国際収支も良好である。食料生産は8年連続で6億5000万トン以上である。エネルギーの生産・供給・貯蓄・販売のシステムも構築が加速しており、エネルギー供給は総じて安定している。

 中国の政府活動報告では、主要な予測目標においてGDP成長率を5%前後とした。

 趙辰昕氏によれば、この目標は三つの方面から読み解ける。まず、中国は発展を最優先にするということだ。発展の質・効果・利益を向上させた上で、長期的に合理的な経済成長を保持し、就職機会の拡大や民生の改善などに統一的計画を立て、経済を加速させる必要がある。次に、5%前後の目標に見合った経済の趨勢は、各分野における経済成長の牽引に有利であり、新しい発展の構造の形成が進むということだ。そして、各地域の発展に対する確信と意欲は目下十分であり、全国で目標を実現する条件は整いつつあるということである。

 それをふまえ、今年重点的にすべき仕事は以下の五つである。第1に、マクロ政策のコントロールに力を入れ、各プロジェクトとマクロ政策に一致した評定を行う。第2に、内需の拡大戦略と供給の構造改革を有機的に結合させ、現代的な産業体系を建造する。第3に、高いレベルで対外的な開放を促進し、発展への活力を刺激し続ける。第4に、発展と安全を統合的に計画し、地域産業・金融・地方自治体債務などを安定させ、食料生産やエネルギー資源などの分野で安全性を高める。第5に、就職優先政策や基本的公共サービスの強化、持続的な保障と民生の改善を行う。

 2022年、中国全土で設備投資は同期比5.1%増であり、なかでも基礎インフラと製造業投資はそれぞれ9.4%・9.1%伸びており、マクロ経済において重要な役割を演じている。

 楊蔭凱氏によれば、今年も効率的な投資事業を拡大し、重大なプロジェクトを推進し、政府投資と政策による奨励を通じて社会全体の投資を促し、インフラ投資と製造業投資の安定的成長に注力し、供給構造を最適化するという。(c)People’s Daily/AFPBB News