中国の唐辛子がパキスタンの農家に豊かな生活をもたらす
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【4月6日 People’s Daily】パキスタンのパクパタン地区の農場主のワヒドさんは、畑で唐辛子を収穫している。彼のそばで、中国の趙建華(Zhao Jianhua)専門家が収穫の指導を手取り足取り行っている。
ワヒドさんと周辺の農場主が栽培している唐辛子は、その種と技術はいずれも、数千キロメートル離れた中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)からやってきている。
3年以上前、四川省麗通食品有限会社責任者の陳昌偉(Chen Changwei)さんは、種子と技術スタッフを連れて「海外進出」してきた。彼らはパキスタンの気候、温度、土壌などの要因を総合的に調査・分析した後、四川省普済農業発展有限公司と協力し、麗通経済回廊国際農業発展有限公司を設立した。中国駐パキスタン大使館の支援と指導の下、ハイデラバード、ムルターン、カスール、オカラ、ラホールなどのパキスタンの多くの地域で大規模な唐辛子の栽培を始めた。
2021年、この唐辛子の栽培プロジェクトは、ワヒドさんが住む村にも拡大してきた。本来トウモロコシを栽培していたワヒドさんは、2021年11月から少量の唐辛子を試験栽培するようになった。
収穫から見ると、唐辛子の栽培は他の農作物の約3倍の収入があり、1ムーあたりの追加収入は約1500元(約2万8900円)に相当する。ワヒドさんは、契約栽培モデルを採用したこのプロジェクトを気に入っている。「プロジェクト側は、私たち契約農家に苗、田畑の管理、収穫、乾燥などの技術的な支援や指導を提供してくれる。私たちが栽培した唐辛子は乾燥唐辛子に加工され、合格が確認された後、プロジェクト側が定価で買い戻してくれる」と、ワヒドさんは述べた。
「2022年〜2023年の栽培期間中、私たちはパキスタンで1.5万エーカーの農地で栽培を行い、乾燥唐辛子を3万7500トン収穫する見込みだ。これにより現地に4500万ドル(約59億8600万円)の外貨をもたらし、数千人の雇用問題を段階的に解決していくことができる。さらに、このプロジェクトでは、100人以上の唐辛子栽培の技術人材を現地で育成している」と、陳昌偉さんは述べた。
中国駐パキスタン大使館の顧文亮(Gu Wenliang)農業専門官は、「中国とパキスタンはともに農業大国であり、パキスタンには肥沃な農地が広がり、国民の60%以上が農業に従事している。中国は種子の育成や作物の栽培技術などの豊富な経験を持ち、両国の農業分野での協力は巨大な可能性を秘めている」と述べた。
中国は近年、積極的に途上国との農業分野における南南協力を展開し、プロジェクトの実施を着実に進め、多くの国や地域が持続可能な農業生産力を高め、途上国の共同発展を促進していくことを支援している。(c)People’s Daily/AFPBB News