【4月5日 People’s Daily】第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議は3月5日午前、北京の人民大会堂で開催され、李克強(Li Keqiang)国務院総理は政府活動報告を行い、過去1年間および5年間の業務を振り返り、今年の政府業務への提言を行った。

 代表委員は、過去1年間、我々は安定重視の基調のもとで進歩を求め、品質・効率を着実に向上させ、新発展理念が人々の心に深く根付き、高品質な発展がしっかりと進んだと述べた。

 政府活動報告は、国内総生産(GDP)の約5%の成長、都市部で約1200万人の雇用創出、住民消費価格の約3%の上昇といった今年の経済社会の主要な予想目標を提出した。代表委員は、新たな征途において精力的に前進し、中国経済という大船は必ず風に乗って前進することができると述べている。

 中国共産党の強い指導は、中国の経済社会の持続的で健全な発展に根本的な保証を提供している。

 湖南省(Hunan)岳陽市(Yueyang)の李摯(Li Zhi)市長は、「党の全面指導を堅持し、安定を優先し、安定した中で改革を行えば、高品質の発展の動力はより強力になるはずだ」と述べた。

 長期的に蓄積された強力な物質的基盤は、内外の挑戦に有効に対処するために強力な支援を提供している。

 中国税務学会(CTI)の副会長、張連起(Zhang Lianqi)委員は、「現在の中国は、世界で最も完全な産業体系とポテンシャルが最も高い内需市場を有しており、製造業の規模は全世界の30%を占めている全世界の製造業の重要な拠点だ。これは私たちがリスクに対処するための堅固な保証になっている」と述べた。また、今年に入ってから、重要なプロジェクトが次々と着工され、企業が競って「海外進出」し、飲食・旅行市場が徐々に回復し、経済運営を全体的に改善するために力強い支援を提供し、中国経済の強いレジリエンスと大きなポテンシャルを再度証明したと述べた。

 改革開放の深化がもたらす恩恵が持続的に解放され、様々な経営主体に投資や起業を促進する良好な環境が整備されている。

 福建社会科学院(Fujian Academy of Social Sciences)の副院長、黄茂興(Huang Maoxing)代表は、「改革開放は現代中国の発展と進歩のエネルギー源だ」と述べた。また、社会主義市場経済の改革方針を堅持し、ハイレベルな対外開放を推進することで、改革開放から力を引き出し、社会全体のイノベーション、起業、創造エネルギーを最大限に解放し、各種経営主体がより大きな活力と潜在能力を発揮するだろうと述べた。

 新たな発展パターンの構築を加速し、中国の経済発展の基盤を固める。張連起委員は、新たな発展パターンを構築する上での主要な矛盾や問題を解決し、優勢を発揮し、欠点を改善し、弱みを補強し続けることで、より高品質、効率的、公正、持続可能で、より安全な発展を推進する必要があると述べた。(c)People’s Daily/AFPBB News