【4月5日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領(76)は4日、ニューヨークの裁判所で罪状認否に臨み、全面的に無罪を主張した。トランプ氏は2016年の大統領選前に不倫相手のポルノ俳優に口止め料を支払い、もみ消しを図った疑惑などに絡む34の罪状で起訴されている。

 大統領経験者の起訴は米国史上初めて。裁判所には厳重な警備態勢が敷かれ、周辺には多数の報道陣が詰め掛けた。

 車で到着したトランプ氏はまず、マンハッタン(Manhattan)地区検察の事務所に出頭し、指紋を採取されたもよう。写真撮影も行われた可能性がある。

 トランプ氏はその後、険しい表情で罪状認否のため裁判所へと移動。手錠はかけられていなかった。(c)AFP