【4月4日 AFP】独防衛機器大手ラインメタル(Rheinmetall)は3日、ウクライナ軍がロシア軍との戦闘で使用した兵器の整備拠点を4月末までに開設すると発表した。

 場所は、ウクライナとの国境に近いルーマニア北部サトゥマーレ(Satu Mare)近郊。

 ラインメタルは、同施設は「ウクライナ軍が使用する西側諸国製兵器のメンテナンスと、後方支援態勢の確保」で、中心的な役割を担うと説明した。

 ドイツが最近ウクライナに供与した主力戦車「レオパルト(Leopard)2」をはじめ、自走榴弾(りゅうだん)砲、歩兵戦闘車「マルダー(Marder)」、装甲兵員輸送車、軍用トラックなどの整備が可能。さらに、北大西洋条約機構(NATO)の戦闘車両にも対応可能で、NATO東部地域の「対応時間を短縮」できるという。(c)AFP