【4月3日 AFP】パリ・マラソン(Paris Marathon 2023)が2日、仏パリで行われ、男子の部ではアベジェ・アヤナ(Abeje Ayana、エチオピア)が、優勝候補の同胞グエ・アドラ(Guye Adola)を破り、優勝を飾った。

 20歳のアヤナは残り5キロほどで32歳のアドラを引き離し、2時間7分15秒でフィニッシュした。2021年にベルリン・マラソン(2021 Berlin Marathon)を制したアドラは2時間7分35秒で2位に入り、さらに5秒差でジョスファト・ボイト(Josphat Boit、ケニア)が3位に続いた。

 初のマラソン挑戦となったアヤナは、「(8月の)世界陸上(World Athletics Championships Budapest 2023)に向けた準備のためにここへやってきた。42キロを走り切れて満足。何人かのランナーは途中で棄権したが、自分は走れたし、とても疲れたということもない」と述べた。

 女子の部では、ヘラー・キプロプ(Helah Kiprop、ケニア)がエチオピア勢のアタレル・アンムト(Atalel Anmut)とフィクルテ・ウェレタ(Fikrte Wereta)とのゴール前でのデッドヒートを制し、2時間23分19秒のタイムで優勝した。アンムトはキプロプと同タイムの2位、ウェレタは3秒差の3位に入った。(c)AFP