【4月2日 AFP】ボクシング・ヘビー級12回戦が1日、英ロンドンのO2アリーナ(02 Arena)で行われ、元3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)が判定3-0(118-111、117-111、117-111)でジャーメイン・フランクリン(Jermaine Franklin、米国)に勝利した。しかし試合後には、KO勝ちするべきだったと話した。

 ジョシュアはオレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)とのタイトル戦に連敗しており、これが2020年以来の白星となった。再度敗れればキャリアが終了する可能性もあった中で、ジョシュアはライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対して「勝てたのは大きい」とコメントした。

「KO勝ちするべきだったが、終わったことだし、次に期待してほしい。相手も倒されるためではなく、自分の力を証明するためにここへ来ている。KOできていればよかった」

 敗れたフランクリンは、昨年のディリアン・ホワイト(Dillian Whyte、英国)戦から連敗となり、キャリア23戦で2度目の黒星となった。一方、28戦で25勝目を挙げたジョシュアは、WBC同級王者タイソン・フューリー(Tyson Fury)との英国勢対決へ希望をつないでいる。

 ジョシュアは「ファンを喜ばせたいし、ファンが何を望んでいるかは分かっている」と話し、「みんなタイソン・フューリーの話をしている。実現するかは向こう次第だ。WBCヘビー級のタイトルマッチを戦えるなら光栄だ」と続けた。(c)AFP