【4月2日 AFP】スコットランド出身ボクサーとして初めて統一王者に輝いたケン・ブキャナン(Ken Buchanan)氏(77)が死去したと、同氏の財団が1日に発表した。

 ブキャナン氏は1970年、プエルトリコの暑さの中で行われたイスマエル・ラグナ(Ismael Laguna、パナマ)とのタイトルマッチを制してWBAライト級の王座を獲得すると、翌年にはルーベン・ナバロ(Ruben Navarro、米国)に勝利してWBCのベルトを加え、統一王者となった。

 プロではデビューから33連勝を飾り、通算では61勝8敗の戦績を残した。

 ケン・ブキャナン財団(Ken Buchanan Foundation)はフェイスブック(Facebook)で、「ケン・ブキャナンがけさ眠りながら、静かにこの世を去ったことを、大きな悲しみとともにお伝えしなければならない」と発表し、「詳しくは追ってお知らせするので、家族にこの悲しい知らせを受け止める時間を与えてもらいたい。安らかにケン。あなたは常に紳士で、私たちにとってはいつまでも最高のチャンピオンの一人だ」と悼んだ。

 王座獲得後は、ペドロ・カラスコ(Pedro Carrasco、スペイン)との防衛戦を拒否してWBCのタイトルを剥奪され、さらに名選手ロベルト・デュラン(Roberto Duran、パナマ)との一戦では物議を醸す敗戦を喫し、WBAのベルトも失った。最後は1982年のファイト限りで現役を退いた。

 後年には国際ボクシング殿堂(IBHOF)入りも果たし、昨年は故郷の街エディンバラで銅像がお披露目されていた。

 一方でブキャナン氏の息子は昨年、父が認知症にかかり、介護施設に入っていることを明かしていた。(c)AFP