【4月1日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領が起訴されたのを受け、弁護団は3月31日、同氏は司法取引には応じずに「争う」意向だと明らかにした。

 トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」に「選挙妨害、カンガルー裁判(つるし上げ)だ!」と投稿。自身の裁判を担当する可能性があるフアン・マヌエル・マーシャル(Juan Manuel Marchal)判事について、「私を憎んでいる」と語った。

 トランプ氏は4日午後、ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)の裁判所で指紋採取や顔写真撮影を受けた後、米大統領経験者として初めて出廷する見込み。

 弁護団の一人、ジョー・タコピナ(Joe Tacopina)氏は米NBCテレビの番組「トゥデー(Today)」で、検察がトランプ氏の裁判を「見せ物」とすることは許さないはずだとして、「手錠をかけられることはない」との見方を示した。

 トランプ氏は無罪を主張する意向で、司法取引に応じる可能性は「ゼロ」だと述べた。

 現在、フロリダ州にある邸宅「マーアーラゴ(Mar-a-Lago)」に滞在しているトランプ氏は、起訴された当初は「ショック」を受けていたが、今は「本件について争う姿勢だ」という。(c)AFP/Chris Lefkow