【4月1日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は5日からの中国訪問で習近平(Xi Jinping)国家主席に対し、ウクライナに侵攻するロシアへの軍事支援を決断すれば、悲惨な結果を招くと警告する意向だ。エリゼ宮(Elysee Palace、仏大統領府)が明らかにした。

 マクロン氏の側近は匿名を条件に記者団に対し、「最悪の事態を避けるため、わが国は(中国に)関与し、こちらの立場を示す必要がある」として、フランス側としては「紛争終結に向けた中期的な道筋」を明らかにしたいと述べた。

 中国をウクライナ紛争の「ゲームチェンジャー」と評し、「世界で唯一、何らかの形でこの紛争に即時に根本的な影響を与えられる国」であるため、中国との対話は一層重要だと付け加えた。

 マクロン氏の訪中には、欧州連合(EU)欧州委員会(European Commission)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長も同行する。(c)AFP