【3月31日 AFP】 米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド(Linda Thomas-Greenfield)国連大使は30日、訪問先のコスタリカでAFPのインタビューに応じ、ロシアは国連安全保障理事会(UN Security Council)の常任理事国で「あるべきでない」と述べた。

 大使は「ロシアは安保理の常任理事国だ。ロシアによるウクライナでの行為を考えれば常任理事国であるべきでない。だが(国連)憲章は常任理事国の変更を認めていない」と述べた。

 ロシアはまた、4月1日から輪番制の国連安保理の議長国に就任する予定。

 それに関して大使は、ロシアが議長国として「プロフェッショナルに」振る舞うことを期待しているものの、「(ロシアは)ウクライナと米国、そして全ての同盟国に対する偽情報を拡散する機会を探すのではないかと予想している」と疑念を示した。

 ロシア政府は3月30日、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相が4月の国連安保理の議長を務めると発表した。

 外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は記者会見で、「議長国のロシアにとってはハイレベル会合『国連憲章の原則順守による効果的な多国間協調主義』が重要イベントになるとし、「ラブロフ外相がこの会合の議長を務める」と述べた。(c)AFP