【3月30日 AFP】ウクライナのドミトロ・クレバ(Dmytro Kuleba)外相は30日、ロシアが4月1日から国連安全保障理事会(UN Security Council)の議長国を務めるのは「悪い冗談」だと苦言を呈した。

 クレバ氏はツイッター(Twitter)に「4月1日からロシアが国連安保理議長国になるのは悪い冗談だ。ロシアは(理事国の)席を強奪し、植民地戦争を仕掛け、その指導者は子どもを拉致して国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている戦争犯罪者だ。ロシアが安保理にいる限り世界は安全な場所にならない」と投稿した。

 安保理の議長は輪番制で、15理事国の代表が毎月交代で務める。ロシアが議決に影響を及ぼすことはほぼないとはいえ、議題の設定は同国が担当する。

 ウクライナ侵攻開始後、同国はロシアを安保理から排除するよう要求している。(c)AFP