米WSJのロシア特派員、スパイ容疑で拘束 報道
このニュースをシェア
【3月30日 AFP】ロシアの複数の通信社は30日、連邦保安局(FSB)の話として、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の記者がスパイ行為の疑いでロシア当局に拘束されたと報じた。
報道によると、FSB担当者は「FSBはウォールストリート・ジャーナルのモスクワ支局特派員で米国籍のエバン・ゲルシコビッチ(Evan Gershkovich)による違法行為を阻止した」と説明した。
通信各社は、ゲルシコビッチ氏が米政府のために「スパイ行為」を働き、「ロシアの軍産複合体に属する企業」の情報を収集していた疑いが持たれていると伝えた。
ゲルシコビッチ氏は31歳で、WSJに所属する前はAFPのモスクワ支局に勤めていた。また、英語のニュースサイト「モスクワ・タイムズ(Moscow Times)」で記者として働いていたこともある。
ゲルシコビッチ氏はロシア語が堪能。両親は旧ソ連出身だが、現在は米国に居住している。(c)AFP