【3月30日 CGTN Japanese】中国初の1万トン級遠洋通信海底ケーブル敷設船「竜吟9」が29日、中国中部・江西省(Jiangxi)九江市(Jiujiang)で進水しました。統合電気推進(IEP)システムと自動船位保持(DP)システムを採用した「竜吟9」は完全に自主的に研究開発・設計・製造されたものです。

「竜吟9」は全長155メートル、幅23.2メートル、航続能力は60日、最大航行速度は15ノット、一度に積載できるケーブル量は1万トンに達し、中国から太平洋をまたぐ海底光ケーブルの敷設を一度に完了できます。建造完了後は世界水域の航行や、DP-2自動船位保持ができ、統合電気推進によりエネルギーの消費削減が実現されると共に、海底ケーブル敷設サービスのほか、埋設、メンテナンスおよびその他関連する海洋プロジェクトにサービスを提供できます。

「竜吟9」は進水後、さらなる艤装(ぎそう)を行い、今年9月に引き渡される予定です。同船はケーブル敷設作業システム、新型ハンギング設備、統合電気推進システムなどの面で、自主開発と国内建造を実現し、コア技術の特許を持ち、国産化を実現しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News