【3月30日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は30日、チームからの離脱を希望しているとのうわさを否定し、「最後の日まで」メルセデスにいるつもりだと述べた。

 今季のメルセデスは新車「W14」のパフォーマンスが低く、ハミルトンは5位に終わった開幕戦のバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2023)後に失望感をあらわにしたことから、他チームへの移籍がささやかれていた。

 開幕戦より競争力を示した2週間前の第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2023)でも、うわさは事実ではないと話していたが、今週末の第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2023)を前に、かつて圧倒的な強さを誇ったメルセデスでキャリアを終えたいと再び明言した。

 ハミルトンは「(メルセデスでの将来について)素晴らしいと感じているし、非常に居心地が良く、家族のようだ」と強調。「最後の日までメルセデスにいる自分がイメージできる」とコメントした。

 年間優勝7回を誇る38歳のハミルトンは、2013年のオーストラリアGPでメルセデスデビューを果たすと、これまでに同チームで82勝、ポールポジション77回を記録している。(c)AFP