【3月30日 AFP】競泳男子平泳ぎで3個の五輪金メダルを誇るアダム・ピーティ(Adam Peaty、英国)が29日、メンタルヘルスを理由に来月行われる英国水泳選手権(British Swimming Championships 2023)を欠場すると発表した。来年のパリ五輪については、出場を目指す意向を示した。

 28歳のピーティは自身のSNSで「一部の人は知っているかもしれないが、私はこの数年間、メンタルヘルスに苦しんできた」とした上で、「私は疲れていて、自分らしい状態ではなく、過去10年間のようにして競技を楽しめていない」と説明した。

 2024年のパリ五輪を見据えて練習は続けるが、英国選手権は欠場すると明かし、「この競技は私に全てを与えてくれた。また競技への愛を見つけたい」とつづった。

 ピーティは、2021年東京五輪の100メートル平泳ぎで五輪2連覇を達成。東京五輪では混合4×100メートルメドレーリレーでも金メダルを獲得した。(c)AFP