【3月30日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は29日、2年目に入ったウクライナ侵攻をめぐり、西側諸国との対立は長期化する可能性が高いとの見方を示した。

 ペスコフ氏は「西側諸国との対立やハイブリッド戦争など、広義の戦争について言えば、長期間続くだろう」と述べた。

 西側の情報機関によると、ロシアは昨年2月、数日以内に目的を達成するつもりでウクライナに侵攻したが、想定通りにはいかなかった。

 しかし、ペスコフ氏は、ロシア国民は「かつてない」結束力でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を支持し、大多数は目標の完遂を望んでいると強調した。

 ロシア国営メディアはウクライナ侵攻についてもっぱら政権寄りの報道を行っており、侵攻批判は法律で禁じられている。侵攻に関するロシア世論について、信頼できる調査結果はない。(c)AFP