【3月29日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2023)は28日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-4、6-4でトミー・ポール(Tommy Paul、米国)に完勝し、準々決勝に進出した。一方で第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は第14シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)に敗れて姿を消した。

 昨年大会を制し、前週のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)も優勝しているアルカラスは、準々決勝で第9シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)と対戦する。

 ポールはこの試合前まで、昨年アルカラスとラファエル・ナダル(Rafael Nadal)を撃破するなど、スペインの選手に対して12連勝していたが、この試合では勝機を見いだせなかった。一方のアルカラスは、ベースラインからの強打と前へ出る積極性を見せながら、どんどんと効果的になるドロップショットも活用し、マッチ9連勝を飾った。

 フリッツは6-3、6-4で第7シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)に勝利。世界ランキングトップ10同士の試合を制し、この大会では自身初となるベスト8入りを果たした。

 一方、クリスティアン・ガリン(Cristian Garin、チリ)に勝利した自身初戦まで1週間待たされたチチパスは、6-7(7-4)、4-6でハチャノフに敗れた。チチパスはこのところ肩の負傷を抱えていた。

 第10シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は開始から主導権を握って第6シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を6-2、6-4で下し、1セットも落とさずに8強入りを決めている。(c)AFP/Simon EVANS