【3月28日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2023)は27日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-3、4-6、6-4で予選勝者のクリスティアン・ガリン(Cristian Garin、チリ)を下し、4回戦に駒を進めた。

 1週間前にマイアミ入りしていたチチパスは、1回戦免除に続いて2回戦は対戦相手のリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)がけがで試合前に棄権したため、この日ようやく大会初戦を迎えた。

 チチパスは今月、肩のけがでメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2023)を欠場した後、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)も初戦敗退を喫しており、コートに立つのは数週間ぶりとなっていた。

 しかしながら、その休暇が少しばかりけがの回復に役立ったようで、絶好調の状態ではなかったにせよ勝ち上がるには十分だった。試合後には「この一週間はバケーションに近かった。ようやく始動できてうれしい。過去に強豪選手と良いプレーしていた相手との試合は難しかった」と振り返った。

 チチパスは次戦、イジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)を6-2、6-4で下して16強入りを果たした第14シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)を迎え撃つ。

 その他では、第25シードのフランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)が6-1、7-5で第5シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)に番狂わせを演じた。セルンドロは試合開始から勢いに乗って第1セットを先取すると、第2セットも冷静に制した。

 カンタン・アリス(Quentin Halys、フランス)はマッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)を相手に計15本のサービスエースを繰り出し、7-6 (7-2)、 6-3で第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)が待ち受ける4回戦に進出した。(c)AFP/Simon EVANS