【3月27日 People’s Daily】2023年は中国が医療チームを派遣してから60周年の節目の年だ。1963年に初めてアルジェリアに医療チームを派遣して以来、中国は76か国・地域に延べ3万人以上の医療チームを派遣し、延べ2億9000万人以上の患者が診療を受けた。医療チームのメンバーたちは海を越え、現地の人々の病気や痛みを和らげるために仁心仁術を行い、具体的な行動をとり、人類衛生健康共同体の共同構築を促進している。

 2021年8月、アルジェリアへの医療援助チームの一員として、湖北省(Hubei)の十堰市人民病院(Shiyan Renmin Hospital)のリハビリテーション科主任医師である楊翊(Yang Yi)さん(第27陣アルジェリア医療派遣チームのメンバー)は、この遠いアフリカの国にやって来た。30年の経験を持つ鍼灸医学の専門家として、彼女はアルジェリアで忠実なファンを獲得してきた。

 2022年6月、楊翊さんはアポマダという患者を診察した。彼女は脊髄炎にかかり、四肢麻痺に陥り、意気消沈していた。寝たきりの生活を送ることになると思われていた彼女が、2か月以上の鍼治療の後、再び立ち上がったことは、まさに「生まれ変わり」ともいえる。

 60年前、中国の最初の医療チームがアルジェリアに到着した。その中には鍼灸の医師も含まれており、古代の銀針をアフリカ大陸に持って行き、現地の人々から神秘的な「魔法」として見なされていた。今では、楊翊さんは患者たちを鍼灸で救い、2人のアルジェリア人学生に指導を行っている。「中国の医師が去っても、鍼灸の技術はここに根を下ろすことができるだろう」と、楊翊さんは述べた。

 2008年、北京世紀壇病院(Beijing Shijitan Hospital)の手術室看護師長である周茁(Zhou Zhuo)さんは、第21陣のギニア医療チームに参加した。

 ギニアでは、周茁さんと同僚たちは、廃屋の倉庫を掃除して消毒し、診療所と手術室に改造し、現地の何百人もの患者を診療した。

 2018年5月、中国は西アフリカの内陸国ブルキナファソと外交関係を回復し、最初のブルキナファソ医療チームを再派遣することになった。

 その年、周茁さんは55歳で、両親が高齢で、再び海外に出るかどうか悩んでいた。対外援助の経験があり、また簡単なフランス語が話せる医療従事者として、周茁さんは再び応募することを決断した。

 ブルキナファソでは、医療チームはゼロからの始まりで、20日強の時間で建物修復、医療器具整理、キッチン火器の整備などの基地建設を完了した。

 半年間、ブルキナファソ医療チームと「光明行」プロジェクトの専門家チームは、現地の白内障患者に手術を138回実施した。農村で無料診療を行った際、村民たちは、中国の専門家が来たと聞き、無料診療会場に詰め掛け満員になった。周茁さんは、多くの患者が彼女と写真を撮るときに、「中国は本当に素晴らしい!中国は本当に素晴らしい!」と言ったことを覚えている。(c)People’s Daily/AFPBB News